私の目線の広告業界

広告会社に勤める若手広告マンの見ている世界.理想と現実のギャップを埋めるために活用ください,

口約束って…正気か?

正気です←

広告の世界では、基本的に商談に契約書は交わされません。
キャラクター契約などの他の権利者が絡んでくるとき以外の契約書を私は見たことがありません。ちなみに、納品書もありません。
メーカー出身の人は驚いていましたね。

これは古くからの悪習と言われています。
飲み会の場や接待ゴルフの最中に仕事が決まることもあるそうです。
こんな閉じられたところで重要な決定がなされることもあるので、
外部からはビジネスの流れが非常にわかりにくく、新規参入を妨げ、
一定企業の寡占化が進む要因となっていると聞いたこともあります。


これまでの取引私と上司はほとんど発注だと思っていたけれど
契約書を交わしていないのでまだ発注していないと思っていて、
TVCMが公開されると思っていた数週間前に
「えっ、契約書も交わしてないし、まだやるとは言ってないよ!?」と言われて、
テレビ局と、媒体担当と、わたしで真っ青になったことがあります。
なぜならもし直前でやめると言われたらテレビの数十万円分の枠はうちの会社の責任となって購入する羽目になるし、
テレビ局も空の枠に何か流すよう手配しなければならないためです。


でも確かに契約書がないのでクライアントが1日前に断ったとしても取りやめは法律的にはできます。

じゃあ契約かわせよ。なんでやねん。

どこの広告会社が売っても同じ広告枠は、営業マンの「信頼」の力で売られていきます。
なので休日のゴルフの場で仕事が決まったり、酒の場で決まったりすることもあるようです。
(最近はそんなことは少なく思えます。企業もコスト重視でじっくり検討するので…でも偉い人同士の話で五分で商談が決まったりすることはあります)



広告業者とつきあうとき、初めて広告会社に勤めるときは、この習慣を念頭に置かないと転職した時などは戸惑いそうですね。