私の目線の広告業界

広告会社に勤める若手広告マンの見ている世界.理想と現実のギャップを埋めるために活用ください,

華やかなようで完全な裏方さん

広告は華やかな業界だと思われがちですが、
どんなにすごい広告賞をとった広告だとしても、
その広告には広告会社の名前は印字されないし、
ラジオCMの最後に製作者の名前が読まれることも絶対にありません。
(クライアント様のお金でクライアント様のアピールをすることが目的なので至極当然なのですが…w)


あ、勘違いしてしまうかもしれませんが、
もちろん広告賞の発表とかそういうときにはしっかり広告会社やクリエイター(営業が書かれることも)の名前が書かれるし呼ばれます。
ただそれは公の場ではあっても広告業界の中で完結することがほとんどです。


"多くの人の目に触れるものをつくる"という自己顕示欲の塊みたいな人が集まりそうな仕事ではあるものの、地味な黒子に徹する仕事なんですよね。

「俺がこれ作ったんだ〜」って身近な人に言えても、
SNSで多くの人に拡散するというのは情報保護の観点から見ると、感心できません。
広告に関しては、クライアントが企業秘密として知られたくないことはたくさんあります。


以前に、ほとんどを制作会社が作ったものだとしても、
広告賞で表彰されるのは広告会社だという話をしたかもしれません。


ただ、「宣伝会議」などに載っている"話題のPR方法"特集などではその企業が自発的にやったように書かれています。
もちろん本当にその企業の担当者が自分で考えた上で自発的にやったかもしれないですが、
広告会社が全て段取りを組んで提案しまくって、企業の広報はそれを選んだだけというケースも十分ありえます。笑


"みんなで作り上げるもの"
はどうしてもこうなっちゃうのかもしれません。
それが嫌ならアーティストになるしかないですね、はい。


いいんです、クライアント様が幸せなら…!


こういう思いで働ける人が広告業界の職業人として一番適していると思います。